事例紹介 — 電子レンジ用惣菜食品のピック&プレース自動化
本プロジェクトは、エンドユーザーであるDongwon Home Foodのために開発されたもので、電子レンジ用惣菜食品の自動パレタイズを目的としています。
システムには2台のデルタロボットが搭載されており、コンベヤーベルトで搬送される容器から製品をピックアップします。AIを活用したビジョンシステムが、製品ごとの位置と回転角をリアルタイムで認識します。
製品の種類に応じて、汎用AIモデルと製品特化型モデルの両方を使用しています。特に、透明な包装や質感のない金属製パッケージといった検出が難しいケースで効果を発揮します。
システムは既存の生産ラインに完全に統合されており、PLCとの通信はModbus over Ethernetを用いて行われ、安定した運用を実現しています。
オリエンテッド物体検出の例:当社のシステムは、位置だけでなく回転角度も正確に検出可能で、複雑な形状や質感のない製品にも対応します。
